音楽を演奏する醍醐味といばバンドやオーケストラに所属し、仲間と団結して曲を作り上げることでしょう。達成感や感動も仲間と分け合えばひとしおです。ではバンドを組めない、もしくはエフェクターや楽器にかけるお金がない、という人には音楽は無理なんでしょうか?もちろんそんなこと一切ありません。世の中にはギター一本と歌だけでたくさんの感動を生み出すアーティストがたくさんいるんです。
- 初心者でバンドを組む相手がいない
- アコースティックギター一本しか持っていない
- いちいち集まらないと演奏できないのは面倒くさい
これから紹介するアーティストの曲を聴いて、コピーしてみたら、一人でも音楽ができてしまうことがよくわかるはずです。
Ed Sheeran
今やイギリスを代表するシンガーソングライターの一人になったエド・シーラン。CDではバンドアレンジの曲でも、ライブでは全て彼一人で演奏します。ループマシン(フレーズをループさせて音を重ねていく装置)を使った演奏もありますが、ギターと歌のみの演奏も相当多いです。
Joni Mitchell
続いてはカナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルです。非常にキャリアの長く、1960年代の前半から活動しています。抽象的・哲学的な歌詞が特徴で、特に活動初期の曲はギターと歌のみの生粋のフォークソングが多いので、歌詞がより一層際立っています。変則チューニングを多用するスタイルは後続のアーティストに多大な影響を与えており、前述のエド・シーランもその一人です。
1971年のアルバム”Blue”は、収録曲の多くがアコースティックのシンプルなアレンジながら、Rolling Stone誌による2020年版の「The 500 Greatest Albums of All Time」で3位を獲得するほどの凄まじい評価の高さです。バンドなんていらないかもしれないですねやっぱり。
秦基博
続いては「硝子と鋼でできた声」こと秦基博です。2000年以降、日本で弾き語りといえばこの方になりつつありますね。弾き語りのみのライブツアーGREEN MINDを定期的に開催していますが、バンドアレンジより弾き語りバージョンの方が良いことが多いです。
上に挙げた2つのアルバムは、GREEN MINDツアーの録音音源を中心としたライブアルバムなのですが、どちらも圧倒されるクオリティです。James Artur
続いてイギリスのシンガーソングライター、ジェームズ・アーサーです。彼は全ての曲を弾き語りのみで演奏しているわけではありませんが、特にヒットしたこの曲”Say you won’t let go”は原曲もシンプルなアレンジで、ライブではギターのみの演奏であることが多いようです。
この曲は非常にシンプルで良い曲なので、特にギター初心者の方は練習してみるといいかもしれません。
Tracy Chapman
トレイシー・チャップマンはアメリカのシンガーソングライターです。(声や髪型から性別不詳な感じがしますが、女性です。)社会派の歌詞とギター一本でのライブが特徴的で、上に挙げた”Fast car”は大ヒットしました。